誰もが感じたことのある不調。
指先のほんの小さな痛みでさえ、日常生活に不快を与えてしまいます。
それは、病気とは言わない軽いもの(不定愁訴と言われます)から、お医者様にかかられている重篤なものまで様々です。
中には原因がわからないものもあります。
その昔、西洋医学がなかったころ人間の身体を診て不調の原因を知るためには、体からの『気』のサインを見逃しませんでした。
この『気』こそが現代の精密な機器を用いての検査にも表れてくれない、身体の奥の奥からの情報を私たちに教えてくれます。
はるか昔の医師たちが身体から発するどんな情報をキャッチしていたのか…。
ここでは種類や原因を知ることから始めましょう。
不調の基本的原因
『病は気から』そんな言葉を聞かれたことのある方も多いと思います。
そうです。仮病でもなんでもなく、本当に『気』から病気を引き起こしてしまうのです。
■『気』には正気と邪気があります。
気 正気…身体と心にとって良い気
邪気…身体と心にとって悪い気
本来人間は正気に満ちあふれていれば健康でいられるが、様々な原因により心身のバランスが乱れ、乱れたところに邪気が発生し病気に陥ります。
例えばこんなことはありませんか??
思い悩む ⇒ 気が滞る ⇒ 気がうまく全身を巡らずバランスが崩れる
(倦怠感など)
食欲不振 ⇒ 血が不足 ⇒ 全身に血が充分に行き届かずバランスが崩れる
(貧血など)
湿気が多い ⇒ 水が停滞 ⇒ 水の巡りが悪くなりバランスが崩れる
(下肢のむくみなど)
気・血・水が滞ると病気になるのです
■正気と邪気にも【外からのもの】と【自分の心の中から生じるもの】があります。
正気 【外からのもの】
酸素など山や海、自然のきれいな所へ行って新鮮な空気を吸うと気持ち良くなり心も体も元気になります。
人間関係の中で感謝されたり、一緒に喜んだりするプラスの元気になるエネルギー。前向き・明るい・元気・頭がすっきり・いろいろな気づき。
邪気 【外からのもの】
二酸化炭素・電磁波・放射能など、例えば工場や空気の悪いところへ行って気持ちが悪くなったり、スギ花粉等・目に見えない細菌やウイルスなどの有害物質や異物、時には家・土地・食べ物も邪気となります。
六淫(風・暑・湿・燥・寒・熱)も強すぎると病気の原因に
風…風邪の症状がでる。肝臓の不調を招きやすい。
暑…気温が高くてのどが渇く。脾臓・肺・腎臓の不調が現れやすい。
湿…湿気が多すぎて四肢がだるい。脾臓・肺・腎臓に影響しやすい。
燥…乾燥により潤いが失われ咳がでる。肺に影響を与え、呼吸器や表皮のトラブルを招きやすい。
寒…寒冷により身体が冷える。腎臓の不調を招きやすい。
熱…体熱が上昇し動悸がおこる。発熱や炎症、身体の水分の消耗により乾燥などをもたらす。
【自分の心の中から生じるもの】
嫌な気分・病気になる・暗い・よこしまな考え・不安・憎しみ・恨みつら み・悲しみ・滞り・ストレスなどの自身の思いや感情のマイナスのエネルギー。喜び過ぎるなどの過度なプラスのエネルギーも、時には邪気となります。
七情(怒・喜・思・憂・悲・恐・驚)は五臓に影響して病気の原因に
怒れば肝臓を傷つける…気が逆上する
喜び過ぎると心臓を傷つける…気がゆるむ
思い悩めば脾臓を傷つける…気がふさぐ
憂い悲しめば肺を傷つける…気力がなくなる
驚き恐れれば腎臓を傷つける…気が動転する
【内外以外のもの】
暴飲暴食や不足・疲労・時には遺伝も邪気となります。
■邪気にはもう一つ【二神】という他人との繋がりによるものもあります。
人間関係の悪化…敵対関係・個人vs個人・個人vs集団
好意を抱いた同情…人を心配すること・人から心配されること